The Digital Cataloger

インターネット時代の図書館目録

Vol.2 第1節 目録とはなにか?

みなさんは、「目録」というと、どんなイメージをお持ちでしょうか?

ボクが「目録」という言葉を初めて意識したのは、子どもの頃、「家族対抗歌合戦」という番組があり(実にのどかな時代ですね(笑))、その中で、優勝したチームが好きな商品をもらうのですが、当時人気だった冷蔵庫等はその商品自体が大きく、その場では直接渡せないので、司会の欽ちゃんが、

「目録を贈呈します!」

と言って、優勝チームの代表者に「目録」と書かれたご祝儀袋(?)を手渡していたシーンです。

つまり、そのモノ自体ではなく、その「代替」となるモノが「目録」という訳です。

まぁ、それでも日本語だと、普段あまり使わない言葉なのでもうひとつピンときませんが、英語でいうと、目録は「Catalog(ue)」。
そう、こちらは普段の会話でも出てくる、あの「カタログ」です。

カタログといえばいろいろありますが、例えば、通販のカタログの場合。
膨大な商品の全てを家に持ってきてみる訳にはいかないですし、もし、できたとしても、かえって選ぶのが大変なので、代替物である写真や説明文等を並べて通覧や検索をしやすくしたもの、それがカタログ(目録)です。
(お店のメニューなんかもそうですね)

このように、目録は、なんらかの理由で、あるモノを別のモノで代用するのですから、

・元のモノより可能な限り少ない情報で
・いかに元のモノの特徴や性質を正確に分かるようにするか

が非常に重要なポイントになる訳です。

さて、この連載で扱うのは、目録の中でも、特に「図書館目録」(Library Catalog)な訳ですが、これも目録である以上、元の膨大な本をなんらかのカタチで代替して、通覧・検索しやすくしたモノという意味では、全く他の目録と同じです。

ただ、その代替の仕方がいろいろあります。
その方法によって、みなさんが「図書館目録」といって、それぞれ想像されるいろんなカタチ(外的にも内的にも)になる訳です。

次回からは、それらを少しずつ見ていきたいと思います。
(こんな調子では、一体、いつまでかかるコトやら……(笑))

【つづく】